管理栄養士パプリカン

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味付けなどは?(°_°)保育園栄養士さんのお話②

<目次>

 

保育園栄養士のお仕事について続きを記載していきます。

①味付けは大人とは違う。大人が子供に合わせること。

味付けは、大人がたべてみて「少し薄いな」と感じるくらいの味付けの濃さで大丈夫です。というのも、成長期の子供は内臓の消化機能などもまだまだ成長段階にあるため、濃い味にしてしまうと腎臓や内臓などへ負担がかかります。

 

また、味の濃い料理に慣れてしまうと大人になってからも味の濃い料理や調理法を好み、結果的に塩分や脂肪分の摂取量が多い食習慣を作る可能性があります。自分の子供が将来、肥満や高血圧症などの生活習慣病に罹らないよう幼少期からの食事管理や指導で薄味の料理に慣れさせていきましょう。

 

保育園の幼児クラスになると大人と同じ味付けでも大丈夫と思いがちな保護者の方も多いので、家庭での食事の様子なども話せるような信頼関係を構築することも大切だいと思います。煮物や、炒めもにも片栗粉や米粉などでとろみをつけると0.1、2歳などのお子さまでも食べやすくなると思います。

 

すりつぶしたジャガイモなどでもとろみをつけることができるので、パサパサした仕上がりの時にはとろみ付けをしてみてください☆

 

②盛り付けと配膳

バイキング形式など園の方針や行事の際には利用することもありますが、基本的にはお皿に盛り付けしたものをワゴンに乗せてクラスへ配膳する形式が多いと思われます。各年齢に適した食事量とおかずの量を献立作成時に決定し、測りなどを利用しながら盛り付けをしていきます。

 

0.1歳に関しては、大きい野菜やお肉にはハサミをいれて食べやすい大きさにしていきます。盛付皿は、ユニバーサル食器などの子供でもスプーンやホークですくいやすい食器などがあります。また、セラミック製、ポリプロピレンのプラ食器などいろいろと種類がありますので、それぞれの子供に適した食器や食具でスプーン、フォーク、箸と段階を踏みながら、少しずつ食器使いにも慣れていきましょう。

 

ということで、各年代に適した食器に盛り付けをしワゴンに乗せてラップをして各クラスへ平然するという形になります。

 

③下膳と洗浄

ワゴンから帰ってきた食器や残入れを見ながら「今日はたくさん食べれたみたいですね」「〇〇クラスは野菜が苦手なのかな」などと下膳の時には子供たちの好き嫌いが正直に現れます。残菜の多いものに関しては野菜の切り方や調理法を工夫して次はもう少し食べてもらえるようにと日々工夫しながら調理を行っています。

 

洗浄は、シンクに水を張って、洗剤とスポンジで1度洗いをし、その後「洗浄機」という機会で熱湯洗浄と洗剤洗浄をします。その後、滅菌庫という85度以上の箱の中で30分以上滅菌消毒をし、食器を元の位置に戻したら片付けは完了です。

 

④おやつ作り

保育園の醍醐味としては、おやつ作りではないでしょうか?保育園のおやつは3回の食事ではとり切れない分の栄養を補給するものとなりますので、「エネルギーもあり」「食べやすく」「子供が喜ぶもの」が良いとされています。よくあるのは、蒸しパン、おにぎり、ヨーグルト、蒸し野菜などを摂りいれているものがあり、おやつと一緒に牛乳を飲むことでカルシウムも補給できます。

 

手作りおにぎりには鮭をスチコンで蒸してほぐしたものを、炊き立てのご飯に加えて、しょうゆや白いりごま、刻んだ小松菜などを入れるだけで美味しくなります。青菜おにぎりだけだと見た目の野菜感が強いので、食べない子もいますがサケなどと合わせるだけで、食べ具合が全然違います。

 

蒸しパンは、小麦粉、米粉ホットケーキミックス粉などが使用でき、ミックス粉は本当に簡単にできます。蒸しパンには「さつまいも蒸しパン」「あずき蒸しパン」「ココア蒸しパン」「人参蒸しパン」などがありレパートリーも豊富です。

 

ヨーグルトもフルーツを加えると果物の摂取ができますし、蒸し野菜では、季節感を摂りいれて夏は「とうもろこし」「えだまめ」秋は「さつまいも」など季節感にもあったおやつがお勧めです。

 

⑤おやつの盛り付けと配膳

おやつも、甘すぎず濃すぎない味付けを心がけてください。盛り付けは、0.1.2歳は、丸呑みしない大きさに切り分けること、持ちやすい大きさに切り分けてあげることが大切です。

 

細かな手の動作ができるようになったら蒸しパンを自分でちぎり分けたり、トウモロコシにかぶりついたり、成長に合わせて盛り付けや切り方を変化させてみてください。一人1人成長のスピードも違うので焦らず少しずつ出来ることを進めていってください。おやつも1人1人お皿に盛りつけて、牛乳などと一緒にワゴンに乗せて各クラスへの配膳となります。

 

④おやつの洗浄

おやつは、基本的に皆さん喜んで食べてくれます。保育士の先生方に今日のおやつの感想なども聞きながら、次回に活かせるよう残菜などもしっかりと確認して改善策を練っていきます。おやつを大量に作っているとパティシエになった気分にもなりますし、なかなか楽しいです。

 

⑤片付け・閉め作業

最後は、片付けですね。器具の洗浄やシンクの掃除などです。シンクは水が一滴も残らないくらい綿密にふきとります。というのも水気があると金属の錆や虫の繁殖につながるからです。

朝来たら虫が湧いてたなんてことにならないように閉め作業も大切です。洗浄機の電源を切り、ガスの元栓を切り、取っ手を消毒し、床を掃いて水拭きし、夕食や補食もワゴンに乗せて保育士さんに受け渡したら帰宅します☆

 

⑥1日お疲れ様でした☆

という簡単な流れではありますが、保育園栄養士の一日を少し詳細に記載してみました。どんな仕事にも、大変なことや辛いこともあると思いますが楽しいと思えることが多い仕事が自分の居場所なのかなと思います。

お疲れ様でした(^-^)