管理栄養士パプリカン

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食物アレルギーの提供について

 

保育園に通う園児の中には食物アレルギーを持つ子供が大勢います。最近は食物アレルギーの子供が増えてきているという話もありますが、もともと食物アレルギーというのは、アトピーや皮膚炎などで肌が荒れてしまい、底から入るアレルギー物質によって発生すると考えられています。

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食物アレルギーの原因は肌荒れ?

子供の肌荒れなどで病院にかかり、お薬を処方されたとします。子供の顔や腕に薬を塗る前にきちんと手の消毒はしていますか?子供の顔や腕は洗浄などで清潔状態ですか?人の手には目に見えない黄色ブドウ球菌などの菌がついており、水洗いだけでは取除けません。そんなお母さんの手で子供の肌荒れに薬を塗っても一向に良くなることはありません。というふうに、正しい形で肌荒れを防ぎ予防する事で食物アレルギーも防ぐことができると考えられているのです。

入院治療すると症状がよくなる理由

ちなみにアトピーなどの症状と食物アレルギーをもつ子供が、きちんと病院に入院して治療を受けるとします。その際には薬を塗る前の看護師の他の消毒、皮膚をしっかりと清潔に保ち続けるための洗浄などをしてから薬を塗るため早い段階で肌荒れが回復するそうです。ですので、家庭でお子様にお薬を塗る際にも手洗い石鹸で洗浄してアルコールでも洗浄し、薬を塗る箇所も清潔にしてから薬を塗るように心がけてください。それだけで前よりも治りが良くなるはずです^ - ^

食物アレルギーの給食提供

ということで、保育園ではどのように食物アレルギーの子供に食べ物を提供しているのかを記載していきます。

食物アレルギー児専用の食器

保育園の多くは、食物アレルギーを持つ子供とそうでない子どもとで使用する食器の色などを区別しているところがあります。ちなみに私がいた園ではアレルギー児の子が使用する食器の全てが薄オレンジ色の食器カラーで統一されており、指定された食器以外で飲食をすることは厳禁としていました。というのも、給食の時間は保育士さんにとって忙しい時間でもあります。アレルギー物質の誤食や誤飲を起こさないためにも誰もが見て分かるような違いをつけておく必要があるのです。

プレートとゼッケン

食物アレルギーの子供の食器には、カラー食器と食物アレルギーの有無や除去内容を記載するプレートを使用します。また、保育室で給食を食べる際には、分かりやすいようにオレンジ色のゼッケンを着用します。そこまでやらなくても大丈夫とはおもいますが、念には念を誰がみても分かるように強調されています。というのも、クラス担当の保育士などの配置入れ替えがあるとアレルギー児をきちんと認識できていない人が給食に携わる可能性や忙しさのあまり心に余裕がなくミスをする可能性もあります。そのため、誰がみてもわかるような区別をつけます。アレルギー児が分からないというのは保育園としてどうなのかと思われますが、全国でも食物アレルギーの事故や誤食は多くあります。事故や誤食に繋がらないよう保育士や栄養士はアレルギー児をしっかりと把握し適切な給食の提供をすることが重要となります。

アレルギー食物の書き方

卵アレルギーの子供がいるとします。今日は卵を使用していない場合はアレルギープレートに「アレルギー除去なし」と記載します。卵を使用するオムレツのメニューのときは、卵の代わりにハンバーグを提供するとします。その場合は「オムレツに卵を使用→卵除去のハンバーグ代替え」とアレルギープレートに記載し、ハンバーグが盛り付けられた器をラップで密封し、そのラップに「●●くん 卵アレルギー オムレツに卵を使用→卵除去のハンバーグ代替え」ときちんと記載します。というふうに誰がみてもアレルギー除去やアレルギー代替えがされているということがわかるようにしております。よく使用するトレーやコップにもアレルギー児の名前をフルネームで記載しテプラなどで貼り付けておくとアレルギー児同士のオレンジ食器の間違えなどが防げます。食物アレルギーはアナフィラキシーショックなどの症状を起こすと死に至る病でもありますので、誤食が起きないよう細心の注意と確かな知識が必要となります。

提供時のアレルギーチェック

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アレルギー児専用のトレーにセットされた献立は、栄養士や調理師などの給食部が2人以上での確認を行います。「除去や代替えはきちんとされているか」「献立通りの食材が盛り付けられていなるか」「食具やコップはあるか」など2人以上で確認作業を行います。その後、保育室へ給食を配膳する際にも、栄養士と保育士とで同じようにトレー上の食材のアレルギーチェックを行い、保育室へ配膳します。保育室では、アレルギー児に提供する前に2人以上の保育士で再度アレルギーチェックを行います。最低でも4人で確認をすることになります。確認した者は責任をもってサインを記録し書類も保管しておきます。このように、アレルギーチェックの方法などは各園でマニュアル化をします。これにより事故や誤食を防げます。特に人が足りず焦っているときだと見落としやミスが起こるため保育士自身も落ち着いた状態で給食の配膳をすることが大切です。

さいごに・・・アレルギー確認

①アレルギー除去や代替えがしっかりとされているか

②栄養士、調理師同士でミスがないか確認をしたか

③栄養士から保育士へ伝達はしているか

④保育士から保育士へ伝達ができたか

⑤アレルギー児とトレーの名前の子は一致しているか

⑥他の園児と異なる机や席で食事がとれているか

 

上記の事を参考に、ミスのない配膳ができることを願っています。

 

 

 

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