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保育園の災害食~もしもの時に動けるように備えるマニュアルを作成中

保育園の災害時・・・食事の提供はどうなるのか?

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いつどこでも自然災害に見舞われる日本。東日本大震災のように都心でも地震や災害が起こると言われており、事前の備えが子供たちの命を救います。9月の防災の日を後に、保育園でも備蓄の確認や災害マニュアルの見直しなど、色々と備えをしています。今日は私たち栄養士が大きく関与する保育園の備蓄食品についてのお話です。

 

備蓄食材は3日分準備

災害時に避難場所となることもある保育園。子どもたちを預かっているときに地震などの震災が起こることもあります。まずは全園児と保育者のための3日分の食材の準備です。いま準備しているものは「そのまま食べられるカレー」と「そのまま食べられる柔らかごはん」「災害用クラッカー」です。(ギリギリの備え。。)。朝昼晩で子供を預かることを考えるとこれらの食材を3日分に分けて朝昼晩で食べられるようにリストを作成する必要があります。

アレルゲンの少ない食材を備蓄

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保育園で備蓄を用意するときに注意しなくてはいけないのが、アレルギーをもつ子供でも安心して食べられる食材を準備しておくことです。というのも災害時のアレルギー発生というのは命に関わり、応急処置もままならないため「もしも」が起きないように、または起こった時にどう対処するのかということをスタッフ間で把握しておくことが大切なのです。当園では、クラッカーに小麦を使用しますが、それ以外の「ごはん」「カレー」では特定原材料7品目の不使用に加え「ご飯」に関しては27品目不使用の長期保存可能食品を常備しています。アレルギー児にも対応した備蓄を重視。

保管場所は2つに分ける

備蓄の管理をする際に気を付けることは、保管場所を二か所に分けることです。1つの場所にまとめておく方が管理もしやすいのですが、建物の倒壊や破損などの最悪の事態も想定し、1Fと2Fにそれぞれ保管する、外倉庫に保管するなど、2か所以上に保管場所を用意することが大切です。

保管場所は、高温多湿を避ける

災害用の備蓄食品のほとんどは常温保存が可能だと思うのですが、日当たりの良いところや湿度が高い場所では食べ物が傷みます。傷んだ食べ物は食中毒などの被害にもつながるため、食品の保管や賞味期限などには十分に注意してください。置くところがないという場合は、保管場所を新たに設けたり部屋のレイアウトを工夫したりして、とにかく安全な場所に保管するようにしましょう。

賞味期限、使用方法を確認

備蓄をしていると「賞味期限いつまでだったっけ?」ということになります。買ったばかりなら大丈夫ですが、引き継ぎも兼ねて分かりやすく災害食をリストでまとめておきましょう。おすすめは購入時と納品時にリスト作成をして管理することです。あとでやろうと思うと大変なので、できるだけ納品した時期に全てを把握しておきましょう。

お皿は食器にラップをかけて使いまわし

災害時にもっとも大切なのが「水」です。できるだけ水を使わないよう食器等はお皿にラップを敷いて使いまわすようにすれば洗う手間を省けます。水の備蓄はとっても大切なので、2Lペットボトルの他にも、持ち運びの便利な500ml量や備蓄としてウォーターサーバー5Lを何本か置いておくことも大切です。とにかく水の確保です。

一日1人あたり3Lの水が必要と言われていますが、災害時にその量を確保するのはなかなか難しいこともあります。備蓄量も把握しながら水の保管場所や確保するルートを確認しておきましょう☆

さいごに・・・・

災害食というのは、最低限の生命活動を保持するための食事とも言えます。満足のいく食事ができない分、子供たちにも飽きのこない食品の利用や備蓄が大切です。いつどこで何が起こるか分からないこのご時世。自分の事のように考えることでより的確な備えができると思います。今度、災害食の母子栄養の研修に参加させていただくので、また新しい情報が入りましたらお知らせいたします。

 

備えあれば憂いなし。私も家の備蓄を見直します(笑)

今日も1日お疲れ様でした☆