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ひじきには鉄分がない??鉄量10分の1になりました。衝撃の改訂のお話

ひじきには鉄分が豊富!は嘘??

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昔からひじきには豊富な鉄分が含まれていると言われていきましたが、食品成分表の改定で「ひじきの鉄分量は微量である」ということが明らかになっています。この知らせを知った時、全国の栄養士さんたちは大変に驚いたことでしょう。それもそのはず、今まで私たちが立ててきた献立の鉄分量が全然役に立っていなかったのですから。

 【ひじきの鉄分】

改定前 100gあたり55mg

改定後 100gあたり6.5mg

(10分の1になりました)

 

鉄分量を増やすための「ひじき」ではなくなった

昔は、献立作成時に「鉄分がすくないな~」と築いたら「ひじきでも入れるか!」と献にひじきを取り入れたメニューを入れて鉄分量を調整していました。だがしかし、成分表という食品それぞれの栄養素量などが記載されていいる表の改定により「ひじきにはいうほど鉄分は含まれていない」という事実が明らかになったのです。

私たちがやっていたことは無駄だったのか

昔から「鉄分と言ったらひじき!」というくらい栄養業界では「ひじき」を重要視していました。だって鉄分が豊富に含まれている食品って「レバー」とかの食べにくい食品ばかりで「好き嫌いの好み」が大きく左右されてしまいます。その点「ひじき」は多くの方が和食の定番食材として利用されていたとから馴染みもあり親しみやすい食材でした。私たちがやってきたこと・・・献立作成は無駄だったのかな??

ひじきに鉄分が豊富に含まれていた時代

ひじきには豊富な食物繊維が含まれているので、鉄分がなくても「食物繊維」を摂取することが可能です。そもそもひじきに鉄分が豊富にあった時代は、「鉄鍋でひじきを似ていました」そうなんです。器具の材質でも食品の栄養素が変わってくるのです。栄養素の変化に影響するものとして「加熱による栄養素の減退」「水洗いによる流出」などがありますが、調理器具によっても栄養素が変化します。いまではステンレスの焦げにくい鍋が主流となりましたが、昔は鉄の鍋を使用していたために、鉄鍋から食品に鉄分が取り込まれ、ひじきにも鉄分が豊富に含まれていることになりました。

現代の調理法ではひじきの鉄分量は少ない

上記でも話した通り、現代では調理器具のほとんどがステンレス素材のものです。鉄鍋を使用することは少なくなりました。そのため、現在の調理法では鉄分の摂取が減少し鉄分不足にもつながるようになりました。鉄分の不足はこれに限りませんが、意識して摂取できる部分もありますので、貧血気味の方や長距離選手などの鉄分不足の方は積極的に鉄を摂取していきましょう☆

鉄分が多く含まれている食材

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表の中でも、「ひじき」の記載がありますね!ひじきの鉄量が少ないという表記になったことをまだ知らない人も多いと思います。参考にするときは、ひじきは取り除いてください。ただ、ひじきも食物繊維が豊富な食材なので、煮物にして野菜と一緒に取るのはとってもお勧めです☆便通改善や整腸作用にもよいかもしれません。

さいごに・・・

日々進化しているのは医療だけではありません。時代の変化と共に食材にも変化がありか私たちを取り巻く環境も大きく変わっています。「果物よりも甘いトマト」「フルーツのような野菜」のように、消費者のニーズを手に入れるべく品種の改良もされています。昔の知恵も大切にしつつ、新しい情報も取り入れて対応していきたいと思います。今回の鉄分のお話は、まだ知らない方が結構いるということを知ったので新しい情報を伝えたいという思いで書きました。改定されたのは数年前なので、少し時間は立ってしまっていますが、食材の栄養素を考えるときには是非とも参考にしてみてください☆

 

本日もありがとうございました☆

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